ける空間
1721投稿 (2019/08/12 21:37:44)
ゲーム紹介しまーす
記念すべき第1回目はこちら!
フロムソフトウェアが出したPS(初代プレイステーション)の名作「キングスフィールドⅡ」!
ジャンルは一人称視点の3DアクションRPGゲームになります
繰り返しになりますが、ネタバレを含んでおりますので苦手な方は避けるようにしてください



まずこのゲームをチョイスした動機から
恐らく初代PSからの古参ゲーマーか、フロムゲーが好きな人はこのシリーズを知っていると思います
自分は数年前にダークソウルのスレで、最初に名前知りました…
では何故そんな昔のゲーム(しかもシリーズ2作目)を選んだかというと…とても完成度が高いからです




ストーリーは、1作目と繋がりがありますが独立しています
要約すると、国の宝である聖剣ムーンライトソードが、とある孤島の教王と名乗る人物に奪われてしまったので、国王の友人である主人公アレフが島へ単身潜入捜査を試みる、という展開になっております
シナリオの主張は強くなく、選択肢やシナリオ分岐も全然ないため、プレイに必要な情報として「冒険して聖剣を見つけよう」とだけ覚えておけば大丈夫です

と言ってもストーリーは全然無いかというとそんなことは無く、むしろNPC一人一人に個性やバックストーリーが展開されており、また会話から島の様々な現状、歴史がどんどん判明していきます
NPCの名前と設定が見れるようになるアイテムもあり、初見だと全容を把握するのはちょっと難しいですが、上記の通り会話での選択肢やNPCイベントは無いため、ゲームの進行には影響せず完全にフレーバーテキストとなっています
余談ですがこれはフロムゲーによくある手法で、訓練されたフロムゲーマーは詳しく語られていない所まで妄想で保管してしまう「フロム脳」という病気にかかってしまうとかなんとか…
兎も角ストーリーは、思わせぶりな会話やテキストを各所に配置しており、そこからプレイヤー自身が情報を繋げたり関係を推測していく、というなかなか面白い作りになっています



アクションの特徴として、まず敵や主人公の動きが共にゆっくりしているため比較的落ち着いて戦闘を行えます
また敵に攻撃が当たると相手が怯むというシステム上、立ち回りを上手く行えばレベルや武器に頼らず強敵を倒すことも可能です
マップのエリア間の繋がりなども凝っており、ダッシュで敵をスルーすることもできるため、便利なアイテムや強力な装備などを早めに回収することもできます

と言っても無双できるわけではなく、装備やレベルが整っていない状態では数回の攻撃では倒せず、また敵の反撃で半分近くHPを持ってかれる場合もあります
攻撃や魔法にはゲージ(クールタイムのようなもの)があり、ステータスや武器魔法の種類によってゲージの溜まる速度が変動するため、攻撃のタイミングに気を付けなければ合間に反撃を食らう事が多々あります
また敵は後半になればなるほど強く速く攻撃パターンも多彩になるため、低レベルや下位の武器防具魔法で攻略するとなるとそれなりの苦戦を強いられます
しかしそれらを含めてアクションのバランスが良く戦略の自由度も高いため、個人的にはシリーズで一番戦闘が楽しいと思います



RPG部分について、特筆すべきは資金運用に関しての自由度の高さだと思います
島の各地には商人がおり、強力な防具やアイテムなどを売っています
敵が落とすお金はわずかばかりなので、金策として基本拾ったものを売るのですが、これがなんと制限なし、すべてのアイテムが売却可能なのです!
当然個数制限のあるアイテムは値段が高く、資金運用の例として、使うと魔法を覚えるクリスタルを使用せず売却し、魔法を覚えない代わりにいい装備や回復アイテムを序盤から揃える方法も…

また商人の他に鍵細工師もおり、値段は高いですが各地の宝箱を開ける鍵を販売していますので、所持金をこちらに回す方法もあります
鍵細工師に鍵の複製を行ってもらうことも可能であり、各地に多くある関所を通るための鍵、または2対必要になる鍵を複製してもらうと回収の手間も省けます
クリアに必須アイテムは関所を通るための鍵(僧兵の鍵 結構落ちてるし複製できる)ぐらいしかないため、使わない一品物等を売り払い対強敵に備えるか、コレクター魂に従い節約プレイするか…
資金繰りの自由度についても、個人的にはシリーズで一番面白いです



とまあ、ここまで良点しかないという感じになってしまいましたが、当然そうでない所もあります…
一番大きな点としては、非常に高い取っつき辛さが挙げられます
最初はいきなり防具なし魔法なしダガー1本から始まりますので、初見では操作がおぼつかないまま敵に殴られまくります
アイテムの説明も無く、そこらへんで拾ったアイテムは使用用途が不明なのが多いです
マップの構造はよく練られており探索し甲斐があるのですが、それゆえ迷いやすく、地図の見づらさや高低差も相まって現在値を把握しづらいです
後半になると敵の攻撃力や素早さが非常に高くなり、難易度が跳ね上がります(自分も初見時は諦めました)
また、全体的に雰囲気が暗く、淡々としたBGMも合わさって、怖くて挫折した人がいるという噂も聞いたことがあります

しかし、それらを乗り越えてクリアした時の達成感、システムを把握すればするほど広がる自由度、またそれによるやりこみの楽しさ(効率プレイ、タイムアタック、縛りプレイ等々)は非常に高く、自分が今までプレイしてきたゲームの中でも特にオススメできるソフトになっております


ジジちゃん可愛い

このゲーム、現在はPS3でゲームアーカイブスとして500円ほどで配信されています
また、PS版ソフトも中古ゲームショップで100円などで売られているため、プレイ環境さえあれば非常に手に取りやすくなっています
レトロなアクションに手を出したい、また初期の頃のフロムゲーをプレイしてみたいという方は、是非遊んでみてはいかがでしょうか!

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